丸見えだったキッチンのレイアウトを変えて

お友達を呼べるDKにリフォーム

 

 

目黒区K邸

 

工期 16日

 

費用 305万円

 

【施工内容】

RC造の1階DKをリフォーム

・一部間取り変更

・防音

・断熱

 

店舗併用住宅だったダイニング、お店をやめた現在は当時の間取りがライフスタイルに合わずに大きなキッチンを持て余していました…

 

 



■お客様との出会い

物があふれ、寒い、暗いダイニング

 

オーツカはKさんとは長いお付き合いで

賃貸部分の相談の時は、いつもこのダイニングに通されて打ち合わせをしていました。

 

ガスヒーターを焚いているので寒いと思ったことはないのですが

勝手口側は寒気だまりでかなり寒かったようです。

 

収納部分はたくさんあるのですが

上手く使えていないようで、雑然と物が広がっていました。

 

いつも口癖のように「部屋が暗くて・・・」とおっしゃり

LEDのシーリングライトも大きめの商品を付けられていましたが

明るい部分と暗い部分のコントラストが強くなりすぎて

結果的に「何となく暗く感じる」状態が続いていました。

これはLED照明のあるあるなんです。

 

そんな18年のお付き合いの中で

ついに「お友達を呼べるようなキッチンにリフォームしたい」と相談を受けました


キタ――(゚∀゚)――!!

これはオーツカの腕の見せ所です!

 

■工事の様子

  施工初日はまず解体から

 

K様、頑張って家具の移動や

断捨離してくださいました!

 

残っているものは、今回処分していい物ばかりです 

 

 

次に設備配管

 

キッチンの場所を変えるため

設備配管をやり替えてます。 

 

 壁の穴はガス配管を切り回しするための物です

 

 

コンクリートの壁に穴あけ

 

換気扇の排気用に新しく壁に穴を開けます。

 

RC造のビルですが

ここは耐力壁ではないので安心して穴あけ可能です。

 

 

置床こしらえ

 

配管が自由に敷設できる

置床で下地をこしらえました。

 

 

 

 

壁紙の色決め

 

 クロスの色決めは必ず現地で行います。

実際の照明や窓の明かりで見た方が

イメージがつかみやすいです!

 

ちなみに左に立てかけてあるのは「遮音ボード」

整骨院との界壁面に貼り重ねます

 

 

無垢フローリングを貼って

 

オスモ&エーデルの北欧パインを貼ります。

無垢材は湿気による伸び縮みがあるので

スペーサーを入れて

わざと隙間を開けつつ貼っていきます。

 

 

 天井も貼り替え

 

今回照明計画もガラッと変えます

そのために天井も全面貼り替えです

 

使える下地は再使用したいのですが

反ったり曲がったりしていて

なかなか簡単に使いまわしさせてくれません…

 

  

 

いよいよクロス貼り

 

黄土色に見える奥の壁が例の遮音ボードです。 

 

 

 

キッチン取り付け

 

いつもの事ですが

ダイニング中に資材が広がってます。

 

絶対に他の業者を入れてはいけない

キッチン屋さんだけの作業日です。 

 

 

 

窓枠の塗装

 

とても寒いキッチンでしたので

勝手口の前にインプラスを取り付けました。
納まりが難しかったので

木製の額縁を追加することになり

それを塗装している様子です 。

 

 

最終仕上げの前に冷蔵庫設置

 

普段は冷蔵庫なんて完成後に設置するものです…が

今回はスペースを最大限に活用するため

階段下の斜めの壁とキッチンの隙間が60㎝しかありません。

 

冷蔵庫は横にして

抱え上げて搬入しなければなりません。

 

心配ではありましたが

何とかぶつけずに設置出来ました。 

 

 

オープン収納造作

 

ダイニング側から使う家電品

ポット、炊飯器、トースター、テレビ

など配置を打合せしてオープン収納を集成材でこしらえます。

 

木目を活かすので

オスモクリアーを塗って仕上げです。

 

 

 

 

完成です

 

戸棚に仕舞いっぱなしだった

価値のある食器はむしろ見せてほしい

そして普段から使ってほしい

 

そんなコンセプトで

キッチン背面にはオープン棚を設置して

そこに照明を当てています。

 

 

 

 

 あえて扉を外して

 

階段下の収納は元は扉が付いていました。

でも、扉の中はカオス!

有効利用出来てはいませんでした。

 

今回収納部分が小さくなった事に伴い

あえてオープン収納スタイルにして

普段使いする電子レンジを置けるスペーとしました。

 

 

 

 キッチンからダイニングを望む

 

お友達とも会話が弾むようなレイアウトになりました。

勝手口にインプラスを取り付けたので

キッチンに立っていても寒くありません。

 

 


担当より

 

収納スペースはあるのに片付かない

大きめのLEDシーリングライトをつけているのに暗い

そして寒い

 

そんな悩みを解決するために

身の回りの「物」を整理整頓するヒアリングから始めました。

 

普段何を使って生活しているのか
何が必要なのか、何が必要ないのか

使わないけど取っておきたいものはなにか?

 

 

そうして出来たプランがこれ

 

使わないものは別室納戸にお引越しして

DKにはDKで使うものだけを収納するミニマルな収納計画です。

 

部屋を狭く感じさせないように

収納はすべて机より低い位置に配置、

目線は広々と確保すると

今まで隠れていた窓から柔らかな明かりもさしてきます。

 

その収納はあえて扉を付けないオープン収納で

何があるのかを見えるようにしました。
一方でちょこちょこ物を置きたくなるので

カウンターを長くしてゴールデンエリアを確保しました。

 

 

 

 壁面を照らすダウンライトで、お部屋全体が明るく感じます。

キッチンエリアは濃い目のアクセントクロスとペンダント灯で暗くして

そのコントラストからよりダイニングが明るく見えます。

 

床に使ったオスモ北欧パインの無垢フローリングも

柔らかな雰囲気で落ち着く空間になりました。

 

ルームエアコンの位置を変えて、

断熱内窓を設置することで寒さ対策もとれました。

 

Kさん家族には

この新しいDKでお友達を呼んで

楽しく快適に過ごしていただけたら嬉しいです!