輸入壁紙を使ったリノベーション

既存建具を塗装して素敵にリメイク

 

江東区K邸

 

工期 30日

費用 3,300,000円

 

【施工内容】

RC造 55㎡

・一部間取り変更

・収納エリアの変更

・キッチン、ユニットバス、洗面化粧台、給湯器入れ替え

・建具を塗装してリメイク

・輸入壁紙

 

築40年超えの3DKタイプをオープンタイプの2LDKにリフォーム。それに伴い中央のリビングでもエアコンを使えるように配管を隠蔽しました。薄暗かったダイニングもダウンライト増設でお洒落に変身。

 

 



■お客様との出会い

 

「今は使っていない実家のマンションがあって、いろいろ迷っているんです。賃貸に出そうか?売却しようか?母の介護の拠点にしようか・・・」

 

HPをご覧になったKさんは電話でご相談いただいた時、この物件をどういう方向で有効利用していこうか悩んでおいででした。

他にも物件をお持ちのKさんは、今までリフォームをされた経験がありますが、満足のいく業者に出会えなかったそうです。ですから、当社の永代ショールームにお越しの際も、うちに依頼するというよりもエーゼン大塚建設ではどんな提案をしてくれるのだろう?と様子を見られているようでした。

 

売却と賃貸については、オーツカがいつも頼りにしているM地所のOさんに相談しました。プロは仕事が早いですね~、すぐに同じマンションの販売実績価格と、賃貸での相場資料をメールしてくれました。ありがたいです!

その資料を見たうえで、「とりあえず母の為にリフォームする方針でお願いします」とKさんは決心されました。

 

 

■工事の様子

 

現地調査

 

「全然片付いてなくて~」とKさんが言うマンションは、1953年築の3DKのマンション。

悪い印象はないのですが、住設はそれなりに老朽化しているので、悩んでおられたUBの取り換えもお勧めしました。給水給湯配管も新築当時のままなので、すべて新しいものに更新します。収納も今風の使いやすいものにリフォームすると快適に使えそうです。

 

「オーツカさんこの扉古臭くてどう思います?」

リビングのガラスドアを指してKさんは取り換えたそうな顔をします。

 

「いや、これむしろいい感じですよ。アンティークドアでわざわざ買い付ける人もいますから。全体のコーディネートに合わせて塗装したら素敵になりますよ~」

そんな感じで現地調査は無事終了、さあいよいよ着工です。

 

 

 

 

恒例の写真投稿

 

「今日から新しい現場です!」

とFBに投稿するのがオーツカの着工初日のマイルール。

 

責任感とワクワク感を持って施工していきます。

 

 

 

使いにくい収納

 

廊下側の洋室は収納があるのですが、扉の開き勝手が悪い上に、どの向きにしてもベッドが置けない間取り。

これは何とかしなくてはいけませんね。

 

 

 

まずは設備配管

 

解体が終わったあと、まず最初に手をかけるのが設備配管。

今回は床壁天井を基本的に使いまわすので、配管の為の撤去は最小限にします。

設備のMさんに効率的な配管をしてもらっています。

 

 

 

和室の床が配線スペース

 

見積もりでは畳下地を再利用するはずでしたがあまりコンディションが悪かったので急遽万協置床で下地を作りなおしました。

そのついでに、エアコン用の電源を新規に床下配線しました。

中古マンションではこの新規配線がとっても大事。エアコン用の専用配線がないと家電量販店で購入したエアコンは取り付けしてくれませんからね。

 

 

 

コンセント・照明計画

 

下地が出来上がるタイミングで、コンセントと照明器具、そのスイッチの位置について現地でKさんと打合せをします。

将来、賃貸に回すかもしれないので、不特定多数にも喜ばれるように考えていきます。

特に照明は大事で、上手にダウンライトを配置すると雰囲気がぐんとよくなりますから力が入ります。玄関も人感センサー付きにしてます。

疲れて帰宅したときにパッと玄関が明るくなると嬉しいですよね。

 

それと、今までは北側の洋室になかったエアコン。これを後から増設できるように冷媒配管を先行配管しています。ドレイン排水も見えないように洗面化粧台に繋げました。

 

 

 

建具のカラーコーディネート

 

既存のドアを綺麗に塗装するために、建具の色をマサコさんが検討します。

お気に入りのラベンダーを探すため、カラーワークスさんでサンプルを注文しました。

 

 

 

建具をリメイク

 

あめ色に変色していたポリ合板に綺麗に塗装するため、プライマー(白)をしっかり塗ってからの作業。濃い目のラベンダーだったので、色が定着するのに3回塗りました。

N君頑張った!

 

 

 

 

 

エアコン配管と壁紙を綺麗にするためのふかした壁

 

今までは露出配管だったエアコンを、今回すっきりさせようと壁をふかしました(写真右)。梁型に合わせて最少の寸法としましたが、できた壁は天井までフラット!これは輸入壁紙が引き立つ壁になりそうです。

 

 

 

思い切って収納を撤去

 

使いにくかった北側洋室の収納をなくしました。

こうすることでベッドを置くことが出来ます。向きを変えて、ここをデスクスペースにすることも出来ます。かなりレイアウトの汎用性が高いお部屋になりました。

 

 

 

一方で寝室の収納はこだわる!

 

押し入れタイプだった収納を、快適に使うにはどうするか?

現地で壁に絵をかきながらプレゼンしました。

やはりアナログなアプローチが一番わかりやすいですね、KさんからOKもいただきました。

 

 

 

デットスペースはカバン掛け

 

梁の奥でどうにもならないスペースですが、ハンバーパイプをつける事でカバンや帽子を吊るせます。これは他のお客様から教わった方法です。

 

 

 

オーツカがぶら下がって、強度テスト実施中!

 

 

 

娘さんが選んだ輸入壁紙

 

思わずポーズをとりたくなる優雅な柄です。

 

 

 

ストライプもいい感じです。

 

 

 

ペンダント灯をつけなくてもいいくらい

ダウンライトだけで充分生活できそうです。

 

 

 

建具のリニューアル塗装

壁クロスも薄いグレーなので良くマッチしています

 

 


担当より

 

画伯に満足していただくには・・・?

 

Kさんとのお仕事は3世帯と関わる楽しいものでした。売却か賃貸か紆余曲折した案件ですが、とりあえず娘さん家族が住むことに方針が決まりました。

でも、そこで新たな問題が発生!

 

「孫娘のいたずら書きが止まらなくて・・・」

 

自宅を訪ねると、リビングの壁の端から端までびっしり絵や文字が描かれています。クレヨンや油性マーカーを使ったカラフルな作品はクリーニングでは到底落とせません。しかもその中には「ママ大好き!」という書き込みも・・・う~む、確信犯としたら末恐ろしいぞ⁉

 

以来、オーツカもマサコさんもいたずら書き対策が頭を離れません。

 

写真はカラーワークスさんのショールームで「黒板塗料」を塗った一室。これならOKかな?と一瞬期待もしましたが、チョークの粉が床に落ちるし、将来賃貸で貸すときにはまた内装をやり替えなければなりません。

 

 

 

Kさん家族と散々検討した結果、我々大人が出した結論はこうです。

画伯の部屋に画伯が好きな壁紙を選んでもらえばきっと大事にしてくれるだろう・・・

 

「画伯ちゃん、お好きな壁紙を選んだんだからもうお絵かきしないわよね?」

「う~ん、嫌だ(笑)」

 

ですよね・・・

 

もちろん、オーツカにも少し責任はあります

ストレスを発散してもらおうと

解体前の壁クロスに「お絵描きしていいよ」とクロスを切り絵にして遊んでもらったのがまずかったかなあ・・・

 

 

 

でもそこまで入れ込んで工事をできたK様のリフォーム工事は楽しかったです。

 

写真はトイレの壁紙ですが、花火のようなデザインだったのでその真ん中にタオル掛けを設置しました。なんて事ないことですが、もし画伯が「あれ?花火の中にタオル掛けがある」なんて気が付いてくれたら嬉しいです。

 

 

Kさまからのご感想

 

賃貸マンションとして考えたときにどこまでリフォームしたらよいか、また予算はどのくらいかで悩んでいました。パソコンで「リフォーム会社」を検索しているときにエーゼン大塚建設を知り、すぐに相談の電話をしました。

 

最初のご相談の電話をさせていただいた時に快い対応をしていただきました。また色々相談させていただいた時に提案をいただきました、住みやすくなる工夫を教えていただいてエーゼン大塚建設さんに依頼をしようと決めました。

 

古いマンションですので、エアコンの設置が難しい部屋がありましたが解決していただきました。

リビングの照明も考えていただき、明るい部屋になりました。古い扉でしたので交換を考えていたのですがご教授していただきました。おかげで交換することなく見事に綺麗に仕上げていただき感謝しております。